行動力 すぐやる人とやらない人の違い
今回は、すぐにやる人とやらない人の違いというテーマで、行動力という観点で記事にしていきます。
仕事・勉強・ダイエットなど、すぐにできる人とできない人の差で、最も大きいものが行動力だと思います。
「自分はやらない人の方だな」と思う方は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
1.現状を正しく認識できている
まずは、そもそも行動に移さないという人も多くいます。
その場合の最も大きな要因は「必要性を認識できていない」ことです。
例えば、勉強についてです。
世の中は日々大きく動いており、それこそ日々勉強する必要があります。
しかし、残念ながら世の中の9割の方は勉強不足です。
これは、社会人の平均勉強時間という客観的なデータから分かる情報です。
社会人の平均勉強時間は1日6分とのデータがあります。
これは、9人が0分、1人が60分とも考えることができます。
なので、9割の方が全く勉強をしていないということが言えます。
勉強をしていないものの、必要性を認識できていると、何かをきっかけに行動に移せると思います。
しかし、低くない割合の人が「そもそも必要ない」と思っていると考えられます。
必要性を認識できていない人が老害になり、変化させなければならないことを妨げ、化石のような価値観で若い人の邪魔をするようになっていきます。
まずは、行動へ移すために現状を正しく認識しましょう。
モノゴトを正しく認識し、行動の必要性を感じることからスタートです。
例えば、私は自分の知識が浅はかであることを常に認識してます。
中小企業診断士の資格を取ろうが、行政書士の勉強を始めた今は分からないことばかりです。
この「分からないことを認識している」ということが、行動に移す上で非常に重要です。
自分に問題があるから、それを解決するために「行動」に移せるのです。
ソクラテスの「無知の知」は非常に好きな考え方です。
まずは、自分には知らないこと・できないことばかりだ、と認識することから始めましょう。
問題の無い人はいないと思います。
もしそのような「自分は完璧だ」という人がいたら、その人自体が大きな問題なので、近づかないようにするのが賢明です。
2.言い訳せずやる
次の行動に移せる人の特徴は、「言い訳しない」ということです。
例えばダイエットです。
私は、1日1食・白い炭水化物は避ける・発酵食品を多く摂取する、という食生活を送ってます。
これが最も健康的で、かつ体重も適正体重までは落ちます。
このように行動をすれば成果は出ます。
だから、やればいいのです。
私の場合は健康が目的ですが、痩せたければ食べる量を減らして筋トレすればいいのです。
ただ、多くの人は「3食が健康に良い」「栄養失調になる」などの理由を付けて、行動に移しません。
そして、「忙しい」と言って10分程度の筋トレ習慣すら身に付けません。
大丈夫です。
2食でも油断すると太りますし、5日間断食しても余裕で生きていられます。
この「言い訳」をするというところも、ほとんどの人が陥ってしまうところです。
気持ちはすごく分かります(笑)。
私も、一度やると決めても、気が乗らないことは言い訳して辞めてしまうので。
ここから行動に移し継続させるには、まず「やらない理由を探す」ことから「できることから始める」に変化させることが重要です。
「1日30分の読書習慣を付ける」など、現実的に可能な目標を設定し、あとは日々やり続けていくことからスタートします。
そうすると、30分の時間を作るために、他のムダな時間を削減するようになっていくと思います。
それが積み重なっていくと、効果も認識し始め、1時間・2時間と読書や勉強に使える時間を作れるようになります。
他には「1日1食は厳しいから2食から始めてみる」「間食の甘いものを、少量の果物・ヨーグルト・ナッツ類に変える」などです。
最初は急に習慣が変わるのでつらいかもしれないですが、必ず慣れます。
筋トレも5分からでも始められれば大きな進歩です。
このように、やらない理由を探し言い訳するより、できることから始めるという意識の変化が重要です。
3.効果検証し継続する
行動力の中で最も重要なことは、「継続」することです。
やる人とやらない人、やったはいいけど継続しない人という観点となります。
継続するために必要なのは、「効果」を検証することです。
まずは現状を認識し、やるべきことの必要性を認識する。
次に言い訳せずに、できることから始めてみる。
この後、継続できる人とできない人の差は、効果の基準・検証方法の差だと考えられます。
まず、効果の基準ですが、果てしない目標を設定していると、継続できません。
かといって、長期的なビジョンを持たないと、それはそれで継続できません。
なので、長期的なビジョンを持ちつつ、短期的な目標設定ができると継続することができます。
例えば、20キロ痩せたいという長期ビジョンを持ちつつ、「2ヵ月で3キロ落とす」「次の2ヵ月は筋肉を付けるので体重は落ちないが体脂肪を3%減らす」という具体的短期ビジョンを持つと、継続しやすいと考えられます。
次に検証方法です。
効果が出ないという結論のみで検証を終えてしまうと、「ムダだった」ということで継続に繋がりません。
継続できる人は、「うまくいかなかった」という結果から、多くの学びを得ます。
うまくいかなかった理由を考え、自分の行動を改善し、次の行動に移す、ということを継続できます。
この、常に問題意識を持ち、改善策を考えるという効果検証が、モノゴトを継続させる上で非常に重要となります。
4.行動力が身に付く
以上、まずは
①やるべきことの必要性を認識する
②言い訳せずにやる
③具体的な基準を設定する
④効果を検証する
これらのことをやることが当たり前になってくると、行動力が身に付いてきます。
どこが最もつまづいてしまうステップかというと、①と②だと思います。
ここで9割の人がつまづいてしまうので、多くの人が行動力を身に付けることができません。
③と④は、行動に移せさえすれば、何とかなると思います。
①と②は、マインドセットの問題なので、意識を変えればできるようになります。
それだけで、少数派のできる人になることができます。
まずは、現状認識をし、今の自分に必要なことをすぐにやる、これだけです。
「とにかくやれ」みたいな記事になってしまいましたが、行動力というものは今の世の中を生き抜く上で非常に重要なスキルです。
先天的に備わっているものではなく、後から育てることのできる能力だと思うので、ぜひ意識していきましょう!
5.最後に
最後におまけです。
新型コロナウィルス感染症により、世の中は大きく変化しました。
この変化を敏感に捉え、現状認識をしっかりとし、行動に移している方は多くいます。
例えば、SNS上では「おうち時間」が増えたことをきっかけに診断士資格のチャレンジをしている人も多くいますし、今後の世の中に不安を覚え学生の内に診断士資格取得を目指している方も多くいます。
副業を始めている方、新たなビジネスチャンスと捉え新規事業を起こす方などもおります。
その一方で、何もせずに「定時退社」「飲み会がなくなった」ことを喜び、浮いた時間で遊んでいる人もいると思われます。
どっちが良いかは言うまでもないですが、これからは「行動を起こさなかった責任」が自分に降りかかってくる世の中になっていきます。
まずは、世の中の変化・自分自身の現状、これらを正しく認識しましょう。