ビジネスマンの生産性を高めるためにやめるべき習慣5選
早速ですが、日本のGDPは世界3位ですが、一人当たりGDPは世界33位です(2019年実績)(参考:グラフで見る!日本のGDPと人口の推移)
過去6位だったこともあり、どんどんと抜かれていますね。
また金額も約30年に渡りほぼ横ばいであり、ピーク時よりも下がっていることが分かります。他国は右肩上がりです。
つまり、日本は世界から見てどんどんと貧乏になっている(周りがお金持ちになっている)のです。実際に、インバウンド客(海外からの旅行者)が増加していたのは、日本の観光資源に優位性があるという理由よりも、日本の物価が相対的に安くなったからです。
過去、日本人が海外に行くと物価が安いと感じていたのが、今は逆になっているというイメージです。
一人あたりGDPが低い大きな原因の1つに「生産性の低さ」があげられます。
生産性の低い理由は色々あると思いますが、大きく分けて下記の2つです。
- 付加価値が低い
- 効率的に働けていない
付加価値が高いというのは、競合と差別化を図り価格競争から脱却し儲かるモノ・システム自体を作ることをイメージすると分かりやすいです。
今の高付加価値の代表は、GAFAやBATH(中国)です。
効率的に働けていないというのは、1つの仕事を終わらせるのに時間が掛かる、残業が多い、などです。こちらの方は分かりやすいですよね。
今回は、効率的に働くため、「当たり前と思われている習慣」をやめて、時間を生み出すことを目的に、
「今すぐやめるべき習慣5選」
を紹介します。
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これらの記事では、日本の生産性が低い理由、その環境下でどう生きていくか、ということを紹介してます
目次
やめるべき習慣 その1.新聞を読むこと
まず1つ目は新聞を読むことです。新聞の発行部数が減少し続けているので、やめている方も増えていると思いますが、まだ読んでいる人は今すぐやめましょう。
理由は、
- 情報が古いこと
- 不必要な情報が多くあること
- 情報の質と価格に大きな乖離があること
- かさばる、ごみになること
以上です。
まず、このリアルタイムで情報を仕入れられる現在において、前日の情報をお金を払って購入するという行為に疑問を持つべきです。
私は、人生において新聞を定期購読をしたことがありません。そして困ったことは一切ありません。そして、情報量で他者に劣っていると感じたことも一切ありません。
金額は情報量に対する対価です。全部必要な情報でしょうか?NOなら毎日不必要な情報を購入し、お金をドブに捨てていることになります。
何より、せっかく買ったという意識が働き、読まなくてよいものを読み、なにものにも代替できない資産である時間を捨ててしまいます。
「日経新聞を読まないと交渉の時などに困る」という人もいると思います。実際に私もよく言われました。
困りません。
「今日の日経読んだ?」と聞かれたら
「いや、今日時間なかったんですよ。面白い記事ありましたか?」
と返して、会話を盛り上げればいいのです。柔軟に対応しましょう。
そして浮いたお金で本を買いましょう。
やめるべき習慣 その2.ニュースを読むことに時間をかけること
その1の新聞とも関連しますが、ネットも含め、ニュースを読む時間が多い人は時間を削減しましょう。
まず、世界は1日で大きく変わりません。1週間でも変わりません。
自分の仕事や興味に関連する分野から、毎日取得すべき情報を決め、それのみを追いましょう。
その他のニュースは、週末にまとめて確認すれば大丈夫です。
ただ、自分の興味・関心のあるニュースは、多面的な方向から見るようにしましょう。
情報は一方通行で与えられるものなので、それに対し他者がどのように考えるのかを見て、自分自身の思考の幅や知識の幅を広げていくようにしましょう。
ヤフコメを見てもどうしようもないので(たまには良い意見もありますが)、NewsPicksなどを見ることをお勧めします。
そもそも日々流れるニュースは不安を煽るネガティブなニュースが多いので、見ない方がよいまであります。
FACTFULNESSというベストセラーの本にも書いてあります。本紹介の記事を書いたので、ぜひ読んでください。
やめるべき習慣 その3.TVでニュースを見ること
テレビの役割は、娯楽として時間を決めて楽しむもの、です。
私にとってテレビは、「ゲームをするもの」、「アニメを見るもの」、「PrimeVideoを見るもの」、「Abemaで麻雀を見るもの」です。
一方的に送られてくる情報にはあまり興味はありません。バラエティ、ドラマなどは娯楽として見る分にはよいと思います。
駄目なのは、テレビでニュースを見て、有意義な時間を過ごした気になることです。
ニュース番組でアウトプットされた情報を一旦紙に書いてみましょう。
読めば5分も掛からないことを何時間もかけて放送していることが分かります。
何か作業しながらニュースを流しておくのはよいと思いますが、食い入るようにテレビのニュースを見るのはやめましょう。
人生の無駄使いをしてます。
実際にテレビの犯した罪は大きいと思います。それはまた別の機会で紹介できればと思います。
やめるべき習慣 その4.予定をびっしり埋めること
手帳をびっしり埋めて忙しいアピールをしている人のことです。
これは、著しく生産性を下げる行為になっている可能性があります。まず私は、サラリーマン時代に手帳を持ったことがありません。
手帳で管理しなければならないほど、予定が埋まったことがないのです。
予定を入れる前に、本当に必要な予定なのかどうか取捨選択をするのです。
予定を埋めることを目的としないように注意しましょう。
「誰かと会う」という行為は、それに関連する全員の時間を使うということであり、判断に慎重になるべきものです。
例えば、最終地点から逆算し、「5回会わなければならない」という工程になったとしたら、まずは工程を見直し4回・3回に減らすことを考えるべきなのです。
そのような意識でいると、だんだんと時間が生まれます。相手の時間も奪わずに済みます。
ビジネスにおいて「忙しい」という言葉は禁句です。
この言葉は貴重なビジネスの機会を逃すだけでなく、相手に
「私に使う時間はない」
「この人は仕事ができない」
と思われます。
まず、「忙しい」と言う人に、大事な仕事を任せようとは思いません。適当にやられたら困るので。
また、言われた相手はあなたを無能だと思います。
忙しくならないためにも、予定を入れる前に一呼吸入れ、本当に必要なのかどうか考えましょう。
手帳に隙間が生まれ始め、最終的には卓上カレンダーやスマホのみでも十分になります。
いつも余裕でいる人に仕事は集まります。
やめるべき習慣 その5.遊びと仕事の境界を曖昧にすること
5つ目は、遊びと仕事の境界を曖昧にすることです。このセリフで伝わると思います。
『〇〇だって仕事なんだよ』
です。
ここに入るセリフは人それぞれだと思います。例えば、飲み会・ゴルフ、などですかね。
飲み会やゴルフは一切否定しません。今私はお酒は一切飲まないですが、サラリーマン時代は飲み会が大好きでした。
ただ、本来遊びであるものを、『仕事』というカテゴリーに振り分け、遊んでいる自分を正当化するのはやめましょう。
これは過去の自分自身への反省でもあります(笑)。
遊ぶ時間を減らし、仕事や勉強に振り分ければ、もっと生産性が上がっていたと思います。
「飲み会だって仕事だよ」と言い、多くの人を振り回しました(笑)
『〇〇も仕事なんだから』と他人に強要するのは絶対に止めましょう。一緒に遊びたかったら、素直に一緒に遊ぼうと言い、余暇として楽しむようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
結構当てはまるものありますよね?
もし100人の組織で、一人あたり1時間の時間が生まれれば、1日100時間の時間が生まれます。
全て付加価値を創出する時間に使ったり、もしくは残業時間の減少に繋がれば、生産性は一気に改善します。
こうしたことの積み上げが、組織の生産性を向上させます。
『生産性の低さ』は日本の抱える大きな問題なので、
このテーマはこれからもどんどん取り上げていきます。