YouTube戦略について、中小企業診断士のマーケティング知識で徹底分析

 2月28日にYouTubeへ初投稿をしました。

 ちょうど1週間が経過し、3月7日現在でチャンネル登録者数15人視聴回数188回と、自分の中ではぶん回ってます

 本当に、あんなつまらない動画に貴重な時間を使って頂いてありがとうございます。

 あれから1週間、何もしていなかったわけではなく、毎日YouTubeと向き合ってました。

 本来、本紹介のブログを本日上げるつもりだったのですが、書こうと思っていた本の読み直し・要約が終わらなかったです。

 YouTubeと向き合い、とりあえず現状で「こうしよう」という方向性が見えたので、本日はその戦略についてお話しようと思います。

 このブログを見てから、これから上がる動画を見て頂けると楽しめるかもしれません。

YouTube活動のまとめ記事はこちら

1.あげるべき動画の品質(Quality)、生産量について

 まずは戦略の前に、品質についてです。

 これが最低限になっていないとだめですね。

 例えば、前回の「ずっと編集ソフトの名前が入っている」とか、ただしゃべっているものをノー編集であげる、などですね。

 動画の品質は、「見てくれる方」=「お客様」視点で考え、貴重な時間を使ってくれている、という前提のもと今できる最高品質で提供すべきです。

 ただ、今できる品質は、「無料編集ソフト(結局ダビンチというソフトを使ってます)」、「無駄な時間のカット(何も価値を生まない時間はあらかじめ削る」、「最低限の字幕(しゃべっていること全ては無理、補完的に行う)」、くらいです。

 撮影環境も「スマホのみ」での撮影なので、それでも「できることは最低限やろう」というのが現在の品質の限界です。

 よって、ただ撮ったものを30本上げるのではなく、ちゃんとできる限りの編集をしっかり行い、まずは10本・30本・50本と上げることを目指します。

 そのために、どのような作業工程が必要なのかを探る1週間でした。

 次に、1本あたりの動画時間ですが、10~20分くらいかなと思ってます。

 あとでターゲットについても話しますが、ターゲット層がスキマ時間に見られる長さを目指します。

 それくらいの長さの動画を、最低限の品質で、どれくらい提供できるのか、を探る1週間でした。

 おそらくですが、(もちろん撮りたい内容がある前提ですが)週3~4本上げられると思います。

 経験曲線効果が出ればなので、最初はそこまでできないかもしれません。

 よって、それを目標とし、今後のルーティンに組み込んでいこうと思います。

 

2.STP分析

 マーケティング、環境分析等のフレームワークで、SWOT分析・5フォース分析・PEST分析、などありますが、まずはターゲットを明確にするため、STP分析をします。

 STP分析とは?

 コトラーが考案したマーケティングの戦略立案です。セグメント・ターゲット・ポジショニングを明確にし、他者との差別化優位性を築きます。

 セグメント(Segmentation)

 20代半ば~40代後半くらいまでの、男女

 ターゲット(Targeting)

 会社経営者である、中小企業診断士である、中小企業診断士試験を受ける、経営コンサルタントである、独立志向がある、補助金に興味がある、知識を向上させたい、転職を考えている、金融機関に勤めている、金融機関に興味がある、金融商品に興味がある、層とする。

 ポジショニング(Positioning)

 ポジションニングの軸を、「既に成功者である⇔成功者ではない」「じっくり見る動画である⇔スキマ時間などで気軽に見られる動画である」とする。

 ビジネス系と言われているYoutubeは、比較的既に成功者である人が大半である(中田敦彦さん、両学長、マコなり社長、など)、その人たちの話を「じっくり見る・聴く」というイメージだと思います。

 ここにはまず自分は行けません。

 よって、成功者ではないし、じっくりは見て貰えないだろう、という感じです。

 逆に考え、これからどうなっていくのかというストーリー性を提供しながら、こちらから提供する情報は気軽にスキマ時間で見られる、という点で差別化を図る戦略、とする。まぁ、消去法ですね。

 よって、このような動画を中心に作っていくべきとの結論になります。

3.競合分析

 競合について考えます。

 競合の軸を、例えば「中小企業診断士試験」とすると、既に試験勉強方法などで有名な方がいます。

 この人たちには、絶対に同じ土俵で勝てません。

 元講師で分かりやすい話ができる方、東大卒で本を出版している方など、「試験」という軸では絶対に勝てません

 よって、撤退です。

 自分が経験した「令和2年度」の試験だけは、情報として残しておきますが、それ以上はやっても無駄ですね。

 競合が強すぎます。

 しかしながら、「中小企業診断士」という軸で切り取ると、意外と人が少ないのです。

 ここに、「元信用金庫(しかも15年)」「ばりばりの営業マン」という軸が加わってくると、ほぼオンリーワンになります。

 需要があるかどうかは、知りません(笑)。

 考えるべきは、「何をやるか」ではなく、「何をやらないか」です。

 「試験」はやりません。ターゲットに合わないことはやりません(20~40代ビジネスマン)。

 例えば「~買ってみた」「ゲーム実況」などですね。ただ、これもあとで述べますが、もしかしたら、ということも考えられます。

 そもそもですが、あまり競合は意識しなくても良いのかなと思います。自分より明らかに優れているものがあれば、そこには行かない、という点を徹底することです。

 これが競合分析から導かれる結論です。

4.リーチについて

 次は「リーチ」についてです。

 リーチは広告の到達率として使われますが、最近はSNSで「発見」みたいな感じでも使いますね。

 ようするに、どうやって私のYouTubeに辿りついてもらうか、という点で考えてみます。

 まずは、「広告」を打つですが、これはなしです。

 そんな金があったら別のことに使います(笑)。

 まず1つ目は、SNSで発信することです。

 私はこれまで、SNSをほとんどやってきませんでした。

 それでも、とりあえず100人以上の方の目には触れます。その中の数人でも見てもらえればいいと思います。

 また逆に、YouTubeからSNSへ、という流れで両方が成長していくことも考えられますしね。

 これは、継続的に行うべきです。

 2つ目は、直接営業です。

 これは仕事が始まれば増えると思いますが、名刺を配り、ついでに見て貰うイメージですね。

 手堅い方法ですね。

 3つ目は、「検索」で引っかかることです。

 まず大前提で、相応の投稿本数が必要だと思います。

 ここで、一旦「やらない」と決めたことの中でも、「やってもいいんじゃないか」と思うことが出てきます。

 当然、ターゲットの層に合わないことはやりません。

 例えば、20~40代のビジネスマン・経営者も、YouTubeでビジネス以外のことも検索します。

 健康、などですかね。

 そのターゲットが検索することに合わせて、やることを決めるという戦略です。

 例えば、「中小企業診断士」「経営コンサルタント」「信用金庫」「銀行」「営業」「ローン」「生産性」など、ここにマッチする動画をやるべきなのですが、それだけでは届いて欲しい層に届かない可能性があります。

 ここに、「健康」「ダイエット」「タバコのやめ方」「筋トレ」「横浜観光」「横浜グルメ」など、20~40代のビジネスマンが検索しても違和感のないものを加えます。

 例えば、「生産性」と「健康」「ダイエット」「中小企業診断士」と「横浜」(←もしこんな検索されたら自分しかいないかもしれないですよね?検索アルゴリズムが分からないからはっきり言えませんが)、などの掛け算です。

 検索でのリーチのために、こうした戦略を取り入れるのもありだと思われます。

 もちろん「中小企業診断士試験」で検索した時に表示される動画も作ります。そこに「令和2年度」が加わる動画は作れるので。この検索をする人は、毎年5千人くらいはいる計算になりますからね。

 王道のテーマと、若干変化球を入れながら、リーチを増やしていく戦略となります。

 

5.まとめ

まとめ

  • クオリティは今できる限界の品質で週3~4本程度
  • STP分析によりターゲット層を明確にした
  • 競合を見て、「何をやらないか」の判断はすぐに
  • どうやって見てもらうか、その戦略をすぐやる

 以上です。

 おそらく、YouTubeを少しかじったことある人から見たら、全然大したことない分析だと思います。

 が、とにかくこういうことを考えるのが楽しくてしょうがないんです(笑)

 戦略を練り、実行し、また練り直し、それが少しずつ数字に表れるとか、考えるだけで脳汁溢れます。

 

 ただ、YouTubeをやる目的は、経営理念の達成です。

 つまり、YouTubeは手段です。

 この点だけは見失わないようにやっていかないとダメですね。

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