中小企業診断士という資格をおすすめする理由 と ダブルライセンスについて
今回は、私が思う「中小企業診断士資格」を取ることによるメリットの話、ダブルライセンスに関する私見、及びおまけで自分がどんな仕事をしたいと思っているか、についての記事となります。
これから資格取得を考えている方に参考にしていただけると幸いです。
中小企業診断士試験にご興味のある方は「まとめ記事」を参考にしてください
目次
1.中小企業診断士資格を取得するメリット【知識面】
まずは、知識の面です。
メリット
- 経営全般の知識が得られる
- 経営者目線が持てる
- 他の資格を取る際、大体の資格と関連性がある
知識という切り口でまとめると、大まかにこのような形になると思います。
当然、資格をもっていることで信用力を得られるというメリットもあります。
まず、幅広い科目を学ぶので、経営全般の知識が得られます。
戦略、組織、マーケティング、会社法、IT、経済学、財務などなど、この資格を持っているだけでビジネスに関する知識は十分持っていると思ってよいでしょう。
次に、経営者目線が持てる点です。これは人によるかもしれないですが、ぜひ持ってほしいですね。
経営者でなくとも、自身のセルフマネジメント、部署・チームのマネジメント、支店・支所のマネジメントなど、何をするにも経営者目線は必要です。
それが持てるというのは大きなメリットです。
余談ですが、私は経営者目線を持たず、「我々はサラリーマンだから」「上の言うことに従っていれば」という人が苦手でした。
経営については上が考えるから、言われたことだけやればよいみたいな考えですね。
ただ努力をする・考えることを放棄し、同時に責任も放棄しているかのような言葉に聞こえてました。
サラリーマンだから、と経営者目線を持たない、というのは何の因果関係も無いですからね。
そして最後に、他の資格との関連性です。
1次試験の7科目は、大体関連する資格があります。簿記などですね。
まず中小企業診断士資格を取ってから、他の資格に挑戦すると効率良く多くの資格が取れると思います。
2.中小企業診断士資格を取得するメリット【収入面】
次に、収入の面です。
メリット
- 資格手当による収入アップ
- 副業による収入アップ
独立については別途ご説明するので、とりあえず上記の2つです。
「転職」は必ずしも収入アップとは限らないので入れてません。ただ、転職にも有利だと思います。
資格手当については、勤務先によると思います。
「毎月1万円アップ」とかなら大きいですよね。
ちなみに、私の以前の勤務先は20万円貰えるとかでした。
あとは、やはり副業が大きいと思います。
公的な仕事もあり、執筆などの仕事もできます。
せどり・ブログより確実性の高い副業ができると思います。
むしろ、診断士としての副業をやり、それをブログにすることで収入源にできる可能性が高いですね。
ちなみに、副業禁止だと収入面のメリットを享受できないので、もったいないですよね。
知識の維持・向上のためにも副業はOKにするべきです。
3.中小企業診断士資格を取得するメリット 【独立】
次に独立診断士としての道があるという点です。
経営コンサルタントとして独立するだけであれば、資格がなくてもできます。
しかし、唯一の経営コンサルタントの国家資格であり、信用力は得られます。
また、診断士協会に加入し公的業務を受注することもできます。
経営コンサルタント以外にも、セミナー・研修講師メイン、執筆メイン、など多様な生き方が選べる点も魅力です。
よく、「独占業務がない」=「食えない資格」と言われますが、まずこの2つに相関性はありません。
相関性があれば、「食えない弁護士」や「食えない税理士」は存在しません。
この手のことを言う人は、他者の努力を認めずに、否定したいだけの人なので、無視しましょう。
食える・食えないは資格と関係はありません。
いざとなれば、独立できるという道があるのは非常に大きいです。
資格を取ったあとの働き方の意識も変わると思います。
まずは、副業から始めて、独立を目指すというのもいいですね。
4.ダブルライセンスについて
次に、ダブルライセンスについてです。ついでに私が仕事をしたいフィールドについてもお話しします。
まず、ダブルライセンスの対象は、「社労士、税理士、行政書士、宅建…などなど」です。
これらは、企業内診断士であれば、「1つ受かれば次」といった形で狙っていくのはありだと思います。
それで、最も自分が活かせそうな資格をメインに独立を考えるという形ですね。
本業税理士で、二の矢で診断士とか強そうですね。
ただ、私は本業を診断士とします。そして、社労士や税理士業務をする自分を一切想像できません。
社労士業務や税理士業務に本気で取り組める気がしません。
間口が広がったところで、仕事を受けられる気がしないです。
そもそも、勉強する気になれません。その資格を生かして仕事をするイメージが湧かないので。
余談ですが、私は「証券外務員Ⅰ種」という試験に9回落ちました。そして「内部管理責任者」という自動車免許より簡単な資格も1回落ちてます。退職するまで「外為3級」という外為の基本的な試験も落ちてました。
診断士は1次は1回、2次は2回目で受かったのですが、やりたくないことはとことんやらない性格なんです。
入口程度の知識は持ち、あとはスペシャリストを紹介するというパターンがベストだと思ってます。
そのかわり、診断士としてのレベルをひたすら上げていきたい、という形ですね。
中には、全ての資格をフル活用できる人がいるのかもしれないですが、私にとってのダブルライセンスのイメージは、
「ロトの剣」と「天空の剣」をいっぺんに渡されるようなものです。
片方しか使えません。
「ロトの剣」のみで戦い、あとは魔法のスペシャリスト、回復のスペシャリスト、など強力なパーティーを作るイメージで、仕事をしていきます。
よって、信頼できるメンバーと最高のパーティーが作れるよう、診断士以外の士業の方々とも繋がっていきたいですね。
結果的にダブルライセンスになるのはよいと思いますが、既に活躍したいフィールドが決まっているのであれば、そこに振り切るのがベストだと思ってます。
5.それでも取りたい資格・やりたい仕事
今取りたいと思っている資格は特にないです。
ただ、もしかしたら行政書士は取得するかもしれません。
また間違いなく受ける資格は、TOEICや、IT系の資格だと思います。
語学、IT知識は、資格をマイルストーンにレベルアップしていきたいので。
あとは、調理師(料理全くできません)とか面白そうですね。
資格ってそういうものだと思ってます。
やりたいことをやっていたら、後から資格が付いてくるみたいな。
診断士もそうでした。結果的に合格しましたが、合格する前に会社は辞めていたので。
今後は、診断士に振り切って仕事をしていき、メインはコンサルタントですが、セミナーや執筆もやってみたいです。
そのため、講師業なんて全くやったことがないのでYouTubeをやり、執筆もしたことないのでブログをやってます。
これで能力が付き、いつかこれらの仕事もできるといいなと思ってます。
本とか出してみたいですよね。
6.まとめ
まとめ
- 診断士資格は、知識面で大きなメリットがある
- 診断士資格は、収入面でもメリットを出せる可能性大
- 診断士資格は、独立できる資格である
- ダブルライセンスは、個人的には特化した方がよいと思う
- 資格や能力は、今やるべきことをやっていれば自然と付いてくる(といいな)
以上です。
これから診断士資格を取ろうと思っている方にとって、何かのヒントになれば幸いです。