中小企業診断士二次試験 情報交換会をやりました

 今回は、YouTubeにて告知をした『情報交換会』に関する記事です。

 告知を実施した動画は以下の動画です。

  なぜ、情報交換会をやってみようと思ったのか、開催をしてどのような雰囲気であったのか等を記載していきます。

1.情報交換会に至る経緯

 まずは、このような会を開こうと思った経緯です。

 YouTubeの裏話みたいなものですね。

 私は、中小企業診断士試験の1次試験については200時間程度しか勉強をしておりません。

 これはこれで、超効率的に点数を取る方法として情報を発信することができます。

 しかし、大半の合格者は私より高い点数で合格しており、知識に関して「教える」という発信はあまりできません。

 具体的に言うと、私は7科目443点で合格しております(合格ライン420点)。

 一方で、Twitter上では500点オーバーでの合格者が多くおります。

 簡単に言ってしまえば、知識面において、500点以上取れる人に、440点の私が教えることは何もないということです(笑)。

 しかし、私は2次試験については277点合格者の中でも上位の点数で合格しております。

 1次試験が8/21・22に実施されましたが、その2週間くらい前から「2次試験についてYouTube以外で何かできることはないか」ということを考えてました。

 正直、予備校講師をやってみることも検討しました(採用されるかどうかは置いておいて)。

 ただ、どうしてもそれは自分のやりたいこととは乖離してしまいます。

 「それなら自分でやっちゃうか」というのが、まず最初に思ったことです。

それなら自分でやっちゃうかおじさん「それなら自分でやっちゃうか」

 ただし、それなりに時間を使うことになるので、有料コンテンツについて考えました。

 自分がやっていたことを教材用に加工して、適正価格で販売し、リアルでの勉強会を定期開催する…

 適正価格っていくら?

 そもそも自分と同じやり方で他の人が受かるの?

 本当にそれだけの責任を負えるの?

 初年度無料?いや、それは収入的に厳しい…

 はい、この時点で楽しみが消えました。

 だったら、2次試験の勉強を通して、初期の自分に足りなかったものを提供する場を作ろうと思いました。

 それが、①やる気スイッチを入れる②初期に発生する疑問点の解消③同じ目標を持つ人との繋がり、です。

 このようなプロセスを経て、『情報交換会』をやろうと決めました。

 緊急事態宣言も出ており、そもそも定期的なリアルでの勉強会開催も難しいという背景もありました。

2.YouTubeで募集してみた

 やるべきことは決まった。

 次にどのように告知をするかを考えました。

 どうせなら、実験的にやってみたいということで、

 「今自分が最も発信力があるのがYouTubeという媒体であり、それを通じてどれくらいの方が反応してくれるのか」ということをやってみました。

 Twitterでの募集をしてもよかったのですが、YouTube単独でのデータが欲しかったのと、Twitterでは怪しいセミナーを開催しているような人も多くいるので、意図しない拡散でそのようなイメージが付く可能性もあったので、やめておきました。

 緊急事態宣言下、時間的制約(募集期間4日)、地理的制約(横浜開催)等の制約のもと、どれくらいの方が来たいと思ってくれるのか。

 これは、今後何かをやりたい時の貴重なサンプルになると思いました。

 正直に言うと、『ゼロ』だろうなと思っていました。

 「リアルイベントもやっているんですよ」ということが伝わるだけでもプラスだと思っていたので、結果ゼロでも全く問題ありませんでした。

 結果として、多くの方が参加したいと言ってくれました。

 DMを頂いたものの、地理的な制約や、日程的な制約で参加できない方も多くいました。

 改めて、YouTubeの力というものを知ることができました。

 いやー、すごいです。。

 最終的に、8/28に6名の方に参加して頂き、8/29に2名の方に参加して頂きました。

 内2名は、こちらから「参加しませんか?」と声を掛けさせて頂いた方です。

 ゼロを覚悟していた自分にとって、本当に嬉しいことでした。

 そもそも、告知をした動画自体が、タイミング的に(自分にとっては)プチバズりのような感じであったことも、要因として大きいと思います。

 このことは、後日YouTube活動のブログで触れたいと思います。

3.情報交換会を開催しました

 以上のような経緯を経て、無事に情報交換会を開催することができました。

 私がやっていた勉強方法の紹介はそこそこに、色々な疑問・質問が飛び交い、あっという間の4時間でした。

 

 2次試験は、結論としては「とにかく過去問をひたすら解く」ということが重要です。

 しかし、いざ解き始めると多くの壁にぶつかります。

 壁にぶつかる都度、色々な情報を調べたりしていると、時間が無くなってしまいます。

 しかしながら、「ぶつかる壁」を事前に認知しているのとしていなのとでは、全く違います。

 そのようなことを共有できただけでも、意味のあるものになったのではないかと思います。

 私が得たものも非常に大きいです。

 私は、試験も実務も全て1人で、診断士の知り合いが本当にいません。

 神奈川県の診断協会に加入したものの、基本的にオンラインのみで、リアルで情報交換できた人は数人です。

 そのような中で、診断士を目指す多種多様な方々に出会えたのは、本当に大きかったです。

 皆さんバラバラのバックボーンを持ち、素晴らしい方々ばかりでした。

4.最後に

 2次試験の必勝法があるとすれば、それはとにかく『過去問』を廻しまくることです。

 その過程で生じる疑問点などについては、今回お集まり頂いた方々と共有するような形になっており、機会があればそれらを今回参加できなかった方々に向けて、発信したいと思います。

 最後に、情報交換会の際に少し頭を悩ませた疑問についてお答えします。

 それは「再現性を高めて、どんな問題がきても合格できるレベルに到達したい。」というものです。

 私は、1年目に100時間程度の勉強で試験に臨み、237点で不合格となりました。

 この時点での私のレベルというのは、「問題に恵まれたら合格できる可能性のあるレベル」だったのでしょう。

 自分の感覚としては、100%合格できないというレベル感でしたが。

 事例Ⅳが難化していたら全く歯が立たなかったでしょうし、あの時点では再現性も何もない状況でした。

 では、どの時点でどのようなレベル感だったのか、ということを再度考えました。

 2年目の1周目を解き終わった段階では、まだ「運」次第という状況だったと思います。

 10回受けたら、6~7回は合格できるレベル感といったところでしょう。

 しかし、私は背水の陣で臨んでおり、何が何でも合格するしかありませんでした。

 10回受けたら10回合格するレベルまで持っていきたい。

 そう思いやったことが、「設問分析」等の、与件や設問とひたすら向きあう時間を作ったことです。

 それにより、3周目を終えた時点で、「どんな問題がきても大丈夫」というレベル感まで到達したと思います。

 具体的に言うと、過去問13年分・52事例の平均で80点を超える、というレベルでした。

 本番においても、時間との兼ね合いで、あえて無難に7割程度が狙える解答を作った問題などもあり、10回受けたら10回受かる再現性の高い状態になっていたと思います。

 このレベル感に到達するまでの時間というのは、おそらく人それぞれでしょう。

 ただ、結論としては過去問で8割取れれば大丈夫という感覚です。

 何が何でも合格したいという方は、ここを目指すと確実だと思いますよ。

 以上です。

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