行政書士試験独学合格への道 試験本番

 前回まで、67日間で行政書士試験にチャレンジするということで、45日目までの勉強状況を記事にしました。

 今回は、残りの期間にやったこと及び、最終的な試験の状況まで記事にしていきたいと思います。

1.成果報告

 まずは過去問及び予想模試の成果報告です。

 前回の記事より、10月22日に市販模試③の一回目が終了しておりました。

 今回は、10月25日からの2周目の点数となります。

 180点が合格ラインなので、全て合格ラインは超えております。

 この時の勉強については、とにかく記述に不安を覚えておりました。

 まともに解答できる問題が、2周目においても3問中1問くらいという状況でした。

 選択問題については軒並み点数が取れるようになってます。

 日々、テキスト・千問ノック・条文などを少しずつ進めていき、最終的にはそれぞれ3周やることができました。

 兎にも角にも記述対策が最後の課題としてのしかかってきました。

記述には大いに悩まされた

2.最終試験対策

 では、記述対策も含め、どのように本番に向けて対策をしていったのかをご説明します。

 戦略は以下の通りです。

最終試験対策

  • 選択問題240点のうち7割の168点を目標とする
  • そのために行政法・民法の理解力を深める
  • 記述は行政法・民法からしか出ないので、記述対策に残り時間の大半を投下する

 効率性を考え、行政法・民法に力を入れ、その方法として記述対策をする、という感じです。

 当初から、行政法と民法次第と考えていたので、改めてそれを認識しました。

 記述対策に力を入れることで、結果的に行政法・民法の選択問題の正解率も上がっていきました。

 逆にやらないと決めたことは、条文関係です。

 条文は、『量も少なく頻出度の高い行政法関連』に絞り、『民法・地方自治』といった条文が多いものはやりませんでした。

 限られた時間で結果を出すには、やることとやらないことを明確化し、効率的に取り組むことが最も大事です。

 ここまで条文を読まずに試験に臨む人はなかなか少ないと思います(笑)。

六法全書 持ってすらいない

3.最終試験結果

 このように、67日間の勉強期間のうち、最後の約3分の1は過去問・問題集をやりながら、記述対策メインで行政法と民法を固めていったという感じです。

 正直この頃は、かなり勉強に飽きていました。

 暗記メインの単調な勉強、取得した所ですぐに役立つわけではない、ということでモチベーションがどんどん低下していました。

 この飽きっぽい性格が、長期間継続して勉強をすることができない大きな要因です。

 結果的に、67日間で220時間の勉強で本番に臨むこととなりました。

 目標は250時間以上だったので、目標未達です。

 このことからも、モチベーションが下がっていたことが分かりますね。

 試験結果は以下の通りです。

最終結果

  • 基礎法学 8点(2/2)
  • 憲法 12点(3/5)
  • 行政法 64点(16/19)
  • 民法 24点(6/9)
  • 商法 8点(2/5)
  • 多肢 12点(6/12)
  • 記述 ???
  • 一般知識 40点(10/14)
  • 計 168点/240点(記述なし)

 記述なしで、目標の168点(7割)ジャストで着地することができました。

 多肢・商法で、50%以下となっておりますが、配点も少なく影響は軽微。

 最も配点の多い行政法と一般知識で高い正解率を確保できたことが、大きな要因となってます。

 では、最終的に合格しているかどうかの検証です。

 合格ラインは記述込みで180点。

 記述で12点取れていれば合格ということです。

 記述は、20点の問題が3問となっております。

 私は、3問のうち2問は全く違うことを書いておりました。。

 なので、比較的良く書けた問題で、12点取れていれば合格という状況です。

 最終的な結果が出るまで何とも言えませんが、やれるだけのことはやれました。

結果を待つのみ

4.資格としての難易度

 以上が、67日間独学チャレンジの報告となります。

 最後に資格としての難易度や、独学で合格可能かどうかという点に触れていきます。

 まず、資格としての難易度ですが、やや難といったところでしょうか。

 私は、中小企業診断士の1次試験も独学68日間で合格しております。

 ほぼ同期間の勉強ですが、全くゼロからのスタートであれば、中小企業診断士1次試験の方が難しいです。

 診断士は7科目あり、それぞれがバラバラで、かつ数学的な能力も使用します。

 一方行政書士は、民法・行政法など一応科目は分かれてますが、基本的には全て暗記です。

 この点からも、より多くの能力を使うという点で、診断士の方が難しいと思います。

 次に、独学で合格可能かどうかという点ですが、これも可能でしょう。

 予備校等を活用するメリットは、カリキュラムに沿って学習プランが準備されている、ということがよく上げられます。

 この点については、プランといってもただ暗記することが大半なので、あまりメリットと思えないというのが正直な感想です。

 とは言え、それはもともと金融機関で民法に触れていたということが大きいのかもしれません。

 イメージが湧く・湧かないでは学習の効率性が大きく変わります。

 ただ暗記するだけという状況にあったこと自体が強みなのかもしれません。

 なので、まず軽くテキスト等を読み、全くイメージが湧かないようでしたら、予備校等で基礎から学習することが、結果的に総学習時間を短くできるかもしれません。

 自身の置かれている環境、基礎知識次第ということですね。

 現に私は、試験のために買った本は5冊のみでここまでこれました。

 民法は学習して損するものではありません。

 ぜひ、チャレンジをお勧めしたい資格というのが私の結論となります。

 以上です。

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