『中小企業診断士』という資格について
最初の投稿として、中小企業診断士という資格に関する一般的な知識と将来性について書いてみました。
中小企業診断士試験に興味のある方はこの「まとめ記事」を参考にしてください
目次
1.人気があるというのは本当か?
中小企業診断士という資格は、唯一の経営コンサルタントの国家資格です。近年は、経営コンサルタントという業種がAIに代替されない業種の代表格であるとも言われており、コンサルタント業界は就職先としての人気も非常に高まっております。では、中小企業診断士資格は本当に人気なのか、データで見てみましょう。
1次試験 受験者 | 合格者(合格率) (B) | 2次試験 受験者 | 合格者(合格率) (D) | ストレート 合格率 (B×D) |
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平成23年度 | 15,803 | 2,590(16.4%) | 4,003 | 790(19.7%) | 3.23% |
平成24年度 | 14,981 | 3,519(23.5%) | 4,878 | 1,220(25.0%) | 5.88% |
平成25年度 | 14,252 | 3,094(21.7%) | 4,907 | 910(18.5%) | 4.01% |
平成26年度 | 13,805 | 3,207(23.2%) | 4,885 | 1,185(24.3%) | 5.64% |
平成27年度 | 13,186 | 3,426(26.0%) | 4,941 | 944(19.1%) | 4.97% |
平成28年度 | 13,605 | 2,404(17.7%) | 4,394 | 842(19.2%) | 3.40% |
平成29年度 | 14,343 | 3,106(21.7%) | 4,279 | 828(19.4%) | 4.21% |
平成30年度 | 13,773 | 3,236(23.5%) | 4,812 | 905(18.8%) | 4.42% |
令和元年度 | 14,691 | 4,444(30.2%) | 5,954 | 1,088(18.3%) | 5.53% |
令和2年度 | 11,785 | 5,005(42.5%) | 6,388 | 1,174(18.4%) | 7.82% |
*1次試験合格者は、2次試験を受ける機会が2回あるため、1次合格者より2次受験者の方が多くなっている
令和2年度は、おそらくですが、コロナの影響もあり受験者数は減少しております。その他の年度は安定推移しているのが分かります。
確かに毎年安定した受験者がおりますが、大幅に増加しているわけでもありません。人気が急上昇し受験者大幅増加!という資格ではないですが、根強い人気がある資格であると言えそうです。
2.どのような人が資格を取得しているのか
一般社団法人中小企業診断協会HP「データで見る中小企業診断士2016年版」より、資格取得者のうち約半分が企業内診断士であることが分かります。また、独立していない診断士のうち「1~2年以内に独立したい」と答えている割合も10%程度であることから、「コンサルタントとして独立をしたい」という人よりも「勤務している企業内でのキャリアップのため」という人の方が多いと言えそうです。
参考:外部リンク
中小企業診断協会:中小企業診断士に関するアンケートデータ (2021年版が最新)
ただ、企業内診断士の中でも副業として診断士活動を行っている人もおり、その中にはいずれは独立も検討したいという人もいると思われます。実際にSNS上ではそのような方をたくさん見かけます。
私のように「この資格を取ってすぐに独立をしたい」という人は少ないと思われますが、「幅広い経営知識を学びキャリアップに繋げる」という目的の人が多いと思われます。実際に私も勉強を始めたきっかけはキャリアアップでした。ただ、副業として診断士活動を行っていく人は今後更に増えていき、結果的に独立を果たす人も増えていくと思います。
3.まとめ
勉強する内容自体がビジネスにおいて非常に役に立つものばかりです。何か資格を取ってみたいというビジネスマンの方は、取得を検討して間違いのない資格だと思います。