令和2年度 中小企業診断士試験 2次試験 合格者の再現答案 事例Ⅳ

 これまで、事例Ⅰ~Ⅲまで再現答案を作成してきました。

 最後の事例Ⅳですが、事例Ⅳはおそらく参考とする人は少ないと思うので、ざっくりと作成します。

 YouTube動画については、安全性・収益性・効率性分析を中心に、試験のコツを話しているのでぜひ参考にして頂ければと思います。

中小企業診断士試験にご興味のある方は「まとめ記事」を参考にしてください

第1問

 【解答】

 (設問1)

 優れている 棚卸資産回転率 3.91回

 劣っている 売上高経常利益率 1.65%  負債比率 532.24%

 (設問2)

 戸建住宅事業の地元での高い評判により販売実績高く在庫の効率性は高いが、借入依存度高く赤字店舗・重い費用負担により安全性・収益性が低い。

 この第1問を取れるかどうかで結果が大きく分かれます。

 令和2年度は、第1問での配点が25点でした。

 難しい問題に目が行きがちですが、この安全性・収益性・効率性分析でいかに確実に得点をするかということが、合格にあたり最も重要なことだと思います。

 過去問でしっかりと慣れるようにしましょう。

第2問

 【解答】

 (設問1)

 78.75百万円(計算過程省略)

 (設問2)

 ①94.23 ②83.55 ③よって① (計算過程省略)

 設問1は確実に取れる問題でした。一方、設問2は計算量が多かったため、できる限り計算過程を書きました。

 最終的な答えは間違ってますが、中間点が取れたと思います。

 設問1は、CVP分析の問題でしたが、一定の売上高を境に変動費率が変わるという問題でした。

 過去出たことのない問題でしたが、基本をしっかり抑えていれば解けた問題です。

 こうした問題に取り組む時間を確保するためにも、基本的なことはしっかり抑えておく必要がありますね。

 設問2については、かなりの計算量を要求されますが、要所要所で中間点が入ります。

 こうした問題で少しでも点数が取れるよう、テクニック的な面も身に付けておくと合格に近付けます。

 『ふぞろい』で、中間点がどの段階で入るのか、よく見ておきましょう。意外と入ります。

第3問

 【解答】

(設問1)

 実質純資産150百万円を超えて買収した場合正ののれん、下回って買収した場合負ののれんが発生。

(設問2)

 簿外債務発生のリスクを回避するため、事前に財務デューデリジェンスを専門家等に依頼することを交渉する。

 (設問1)は、買収額が実質純資産を上回った場合と下回った場合について記載しました。予備校の回答などを見ると、銀行から借りた50百万円で買収するとして、答えを書いているものもありました。

 確かに、「その資金を対価として買収する」とは書いてますが、イコールとは思えませんでした。

 実質純資産150百万円の会社を50百万円で買収できると思わなかったので、上記のような答えとなりました。

 後日談:『ふぞろい』においても、150百万円の時価総額の会社を50百万円で買収する前提とした解答が、満点解答になってました。

 おそらく、この解釈が正しいのでしょう。

 実務という面で考えれば納得できる条件ではないのですが…。

 思い込みは危険!ということですね。

 (設問2)は、簿外債務、デューデリジェンス、がキーワードだと思い、上記のような答えとなりました。

第4問

 【解答】

(設問1)

 戸建住宅事業:4.31%  全体:2.55%

(設問2)

 4.19%

(設問3)

 問題点:CFが増加しても減価償却によりROIが下がる。

 改善案:ROIではなくCFの増加にて評価する。

 特筆すべき点は特にないです。ROIは、過去問でも出てきたので、それほど迷わなかったです。

 ただ、ROIが出たのは平成21年度の過去問です。

 こうした点からも分かるよう、いかに多くの過去問を解いていたかで有利・不利が分かれるので、時間が許す限り過去問はやっておくといいと思います。

 以上、67点の再現答案でした。

 総評として、第1問・CVP分析でしっかり点数を取れたことが、この点数に繋がったのだと思います。

 差が付きにくい第1問を確実に得点し、差が付きやすい計算問題は中間点を狙い、他の事例同様記述問題は設問に対し大きく外さない回答を心がけることが重要だと思います。

 以上です。

 受験生の方々の力になれれば幸いです。

参考:YouTube動画

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